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山荘民宿「西山荘 笑美亭」飯能市、名栗川の上流に佇む笑美亭の紹介と味噌作りを始めた理由

旧名栗村、奥武蔵の山間は夜7時前でも自然の暗闇に。
笑美亭の灯りをたより宿内へ、ご主人が迎えてくれます。

笑美亭は地元の檜と杉を使いご主人が木組みの伝統工法で建築しました。
リビングは漆喰に包まれ一切塗装をしていない身体にやさしい造り。
薪ストーブがやわらかく暖めてくれます。

夕食は地元産野菜の天ぷらや本物の手作り赤味噌で頂く鍋、
天然のコンニャク芋から作る刺身コンニャクなど、
どれも美味しく身体に良いものにこだわっています。

湧き水を薪で沸かす檜風呂は時間制で貸し切り、ゆっくりくつろげます。
2階には客室が4部屋のアットホームな心温まる宿です。

この日はご主人の中村さんに仕事を切り上げてもらい、
一緒に食事とお酒をいただきながら味噌作りについて話を聞かせて頂きました。

25年前、30歳の時に借金して笑美亭を建築したのですが、
冬はどうしてもお客さんが少なくなるので天然のコンニャク芋を掘って
刺身コンニャクを作りオーガニックショップに売っていました。

その時、刺身コンニャクに合う本物の味噌が無かった事がきっかけで
36歳の時に味噌作りを始めたが初めは食べれたものではありませんでした。

地元のおばあちゃんに食べさせてもらった手作り味噌の味が、
今まで食べたことがない美味しさで本物の味噌との出会いでした。
一回だけ作り方を教わりましたが、そこから悪戦苦闘の味噌作りが始まりました。

実はそのおばあちゃんは先代の叔母が料理を教えていた生徒さんで、
100年ぶりに味噌作りの技術が中村さんの元に戻ってきたのでした。

スーパーなどに常温で置いてある味噌は
流通や保存の都合で菌を殺してしまっているので
「味噌の味がする味噌のようなもの」と中村さんは言います。

本来、味噌というのは納豆と同じように生きた麹菌で出来ていて、
とても栄養素の高い発酵食品なのです。

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